2020/02/26 01:31

もうこれからは、熱が出たくらいでは医者に行くこともできなくなりそうだ。25日に出した、国の新型コロナ肺炎に対する方針は、あまりにも反知性的だ。真っ先に思ったのは、国は、国民が体調を崩してもなるべく医者に行くな、と言いたいのだ、ということ。

もともと、今度の新型肺炎が武漢で広まっても、国民は検査に行きたくても行けなかった。国が「武漢へ行った人、また武漢に行ったり、武漢から来た人と濃厚接触(何が濃厚かなんて誰もわからん)があった人で症状がある人」などと制限をして検査さえ拒否していたのだ。
ダイヤモンドプリンセス号なんか、船内の3700人は隔離放置されていたようなものだ。
早くに検査をし、患者は治療していたら、亡くなる人も少なかっただろうし、感染者の数もいまほど多くはなかっただろうと思う。
中国や韓国では毎日千人以上の人が検査を受けているというのに。感染しているのに症状の出ないサイレントスプレッダー和検査で見つけなければ、感染の拡大は収まらない。
電通は5000人の社員を自宅に置いて、「出社するな」という対策をしたけれど、それができる会社は限られている。
この国は頭が腐っている、と国会議員が言っていたが、今、私も同感である。