2020/05/07 01:44

新型コロナ肺炎に対する戦いにおいて、何一つ評価される策を打てない政治について、このところずっと、こんな内閣、つまり政党を選んだ自分たち有権者も悪いのだ、と爆発しそうな心を静めてきた。アベノ不況が現実味を帯びてきた。

自営業者、経営者は、多くが胸が張り裂けるくらいの思いでじりじりしているのだ。
公務員や大企業のサラリーマンには、とてもわからないだろう。
「店を開けないでくれ」「仕事をしないでくれ」と、森羅万象を司るお方が突然お願いしてきたのだ。
ずっと当たり前に、普通に仕事をしてきた、そのどこが、いけなかったのか。
何の権利があって、そんな、人の生活を破壊するようなことを言うのか。
多くの飲食業、その密接関連業は、つぶれてくれ、と言っているのだ。

多くの古本屋も影響は大きい。店売りは頼りになる売り上げに届かない現在、古書市、即売会を主力に経営している店が多い。
しかし、この混乱で人がたくさん集まる催しはなべて中止。嗚呼。

知人と愚痴を言いあい、慰めあっていたら、「そりゃ違うで。」と強く言われた。
私が 「鯛は頭から腐るというやろ。上からどんどん腐ってきてるんやな」といった時だ。
知人は、「腐ってきた言うのは間違っとる。今は腐ってきたけど、言うたら、前はまともやった言うことやんか。考えてみ。ええことした、ようやった、言うことしたか?」
言われてみると、その通り。
知人は言った。「今の内閣はな、小学生の総理や。こども内閣や。クラスターつぶしや言うて、もぐらたたきみたいなことしたり、韓国のドライブスルー検査を小ばかにしたような態度したり。『先手先手の対応をする』と言っては、『フェーズが変わったので』と言い訳して後手後手の対策ばっかりしとる。挙句はアベノマスクにお家でお休み動画や。もう笑ってまうわ。どこ見てもこども内閣やろ。」
 確かに。PCR検査でもマスクでもおかしな数字出して、やっています感だけ強調してたなあ。家賃の補償についても、野党の案に賛成するいうのだけは許せへんみたいやし。
でも、こどもにしてはこどもらしくないのが、「休業要請」と「自粛要請」。お願いしているのであって強制ではない、というやり方。
強制していないから金銭の補償はしません、ということか。
「空気」とか「同調圧力」とかいうのを利用して「無理にとは言っていません」と言いのがれをしているのだ。
思惑通りなのか「自粛警察」とかいう昔の自警団のような人も生まれてきている。

自民党の国会議員の、大人の皆さんにお願い。もう、内閣府をパスし、スルーして現場の意見を聞いて動いてくれませんか。